リアデルトマシンの基本的な使い方を解説します。

今回は、肩の後ろ(三角筋後部)を鍛える方法です。

ターゲットとなる部位がとても小さいため、
「効いているのかよくわからない」「難しい」といった声をよく聞きます。

そこで今回は、三角筋後部にしっかり効かせるためのポイントを6つに絞って解説します。

✅マシン設定のポイント:2つ
✅動作におけるポイント:4つ

マシン設定のポイント(2つ)

マシン設定ひとつで、トレーニング効果に大きな差が出ます。

①ターゲットとなる部位に合わせて高さの調整 ②支点を合わせるための前後幅の調整、を行います。

リアデルトマシンの高さ調整、前後幅調整を説明した図

Point1 シートの「高さ」調整

シートの高さによって、鍛える部位が変わってきます。

三角筋後部に効かせるためには、「三角筋後部」と「グリップの高さ」を合わせるのが基本です。(床と平行に)

セッティングの際は、以下の状態を作ってから調整してください。

☑️ 背すじを伸ばす
☑️ 肩の力を抜く

Point2 胸パッドの「前後幅」調整

肩関節に負担をかけないための重要な設定です。

「肩関節」の位置と、「マシンの支点」の位置が垂直に重なるように合わせます。

支点を合わせることで、マシンの動きと身体の動きがぴったり合い、肩関節にかかる負担がぐっと小さくなります。
また、動作もスムーズになり、より三角筋後部に集中させることができます。

※位置を合わせるときは、正しい姿勢で行なってください。(👉Point3 参照)

※胸(背)パッドが固定されているタイプの場合は、補助パッドなどを挟んで調整してください。

動作中のポイント(4つ)

続いて、三角筋後部により効かせるための、動作のポイントをまとめました。

リアデルトマシンの姿勢、肘の位置、動作範囲、呼吸方法を解説した図

Point3 姿勢

背筋を伸ばして座り、上半身を軽く前傾させます。

このとき、上半身を胸パッドに寄りかかるようにします。動作中でも肩関節の位置が安定し、無理なく動作を続けることができます。

Point4 肘の位置

リアデルトで意外と難しいのが、この「肘の位置」です。

☑️ 肘を少し緩める(軽く曲げる)
☑️「グリップ ~ 肘 ~ 肩」が一直線になる状態を維持する

肘を少し緩めることで、余計な腕の力を抜くことができます。その結果、三角筋後部に効かせやすくなります。

また、肘の位置(腕)を床と平行に保つことで、負荷をまっすぐ三角筋後部に伝えることができます。

動作に慣れないうちは肘が下がりやすくなります。肘が下がると、腕の力が大きく働いてしまいます。意識して動作を繰り返し、正しいフォームを身体に落とし込んでいってください。

Point5 動作範囲

動作範囲は、自身のコントロールが必要です。
「何となく…」ではなく、ご自身の身体の感覚を確かめながら「どこまで開くか?」を判断していきます。

☑️ 開くとき:真横より少し手前(30度程度手前)でストップ

真横まで開いてしまうと、肩甲骨が動きだし、背中のトレーニングへと変わっていきます。
「これ以上開くと肩甲骨が寄り始める」手前、で動きを止めてください。

☑️ 戻すとき:負荷が抜ける少し手前でストップ

バーを戻すときは、「負荷が抜ける少し手前まで」でストップします。マシンの重りがガチャンと下がり切らない、手前の位置でコントロールします。

Point6 呼吸

意外と重要なのが「呼吸」です。

☑️ 開くとき → 息を「吐く」
☑️ 閉じるとき → 息を「吸う」

息を吐きながら開くことで、背中が寄るのを(僧帽筋の働きを)抑えやすくなります。結果として、三角筋後部へ刺激を集中させやすくなります。