大腿四頭筋・ハムストリングス・大殿筋に効かせるトレーニング方法。

また、応用(ももの前や後ろをメインにした動作)も記載。

マシンの設定

①シートの位置(幅)
「足のプレート ⇔ シート」の距離を調整する。
姿勢を保持した状態で、股関節が屈曲可能な幅。
屈曲の目安:125度(左の図)

※姿勢※
プレートに足を置き、背中~腰を背パッドに密着させる。腰が後傾しない(腰が丸まらない)ように注意。

※多くのトレーニングジムでは、マシンの設定を「膝の角度90度(90度以上)の位置」としている。これはあくまでも、あらゆる利用者を想定しての基準。
トレーニングに慣れてきた方であれば、個々の身体に合った設定が必要となる。

主要部位に負荷をしっかりかけようとすると、自然と深い屈曲となる。(ケガや痛みなどが無い場合)

スタートポジション

  • 足幅は、肩幅。
  • 足の高さは、‘負荷’ を足の裏全体で、均等に支えられる位置。
    (目安として、‘フィニッシュポジション’ の時に、太ももの中間とほぼ同じ高さ。)
  • つま先は、若干外向き。
  • 膝は伸ばす。(ロックはせずに、少し緩めておく。)

フィニッシュポジション

  • 息を吸いながら、股関節を曲げる。(足首と膝は自然に曲がる)
  • 足の裏全体で、重さを支える。
  • つま先と膝の ‘向き’ はそろえる。
  • 姿勢は、常に維持する。(背すじを伸ばし、背パッドに密着。)
  • 動作範囲は、お尻の下がストレッチできるところまで。(骨盤が後傾しないように注意)

応用編

主要部位を均等にトレーニングする方法以外に、ももの前面後面をメインとしたトレーニング方法もある。

基本:大腿四頭筋・ハムストリングス・大殿筋をバランスよく
応用① 前面;大腿四頭筋をメイン
応用② 後面:ハムストリングスをメイン

応用① ももの面をメインとしたトレーニング

足の位置:基本と同じ、または半足分下げた位置。

重心:つま先側にする。(イメージとして、つま先側80% かかと側20%)

注意点:膝に負担がかかりやすいため、動きを小さくするなどのコントロールが必要。

応用② ももの面をメインとしたトレーニング

足の位置:基本と同じ、または半足分上げた位置。

重心:かかと側にする。(イメージとして、かかと側90% つま先側10%)

注意点:足の位置を上げすぎないように注意。(骨盤が後傾しやすくなる。また、力が伝わりにくくなり、トレーニング効果が薄れる。)