ウエイトマシンを使ったトレーニングと、ダンベル・バーベルを用いたフリーウエイトトレーニングとでは、負荷の掛かり方、方向が違ってきます。
・ウエイトマシン:負荷のかかる方向は マシンにより様々
・フリーウエイト:重力の方向(垂直)のみ 負荷がかかる
負荷の方向の違い
<ウエイトマシン>
チェストプレス(左):床とほぼ平行
チェストプレス(右):約20°の角度
※同じチェストプレスでも、メーカーや型番が違えば軌道(負荷の方向)も変化する。
<フリーウエイト>
ダンベルプレス(左):垂直
インクラインプレス(右):垂直
身体の傾き・姿勢がどう変わろうとも、力の加わる方向は同じ。垂直のみ。
ウエイトマシンでの注意点
マシンを使用する際は、「マシンに 私たちが合わせて」いきます。
●マシンの動きの特徴を知る
使用前に、まずは「力の向き(軌道)」を確認します。
●力の向きに合わせて動作する
力をまっすぐに受け止めるように、姿勢などを合わせていきます。
※例えば「チェストプレス」の場合(上の図)
力の向き(軌道)に合わせて、肘(前腕)の角度も変化します。
フリーウエイトでの注意点
●力の向きは垂直のみ
すべてのフリーウエイトトレーニングは、「下から上へ」重力に抵抗する力のみとなります。
上の図の<A>の動作は、下から上へ持ち上げる動作。トレーニングに適した動作です。
一方の<B>は、水平の動作。高重量を持ち上げながらの水平動作は、関節等に無理な負荷がかかるためお勧めしません。
●フォームも重力の向きに合わせる
特に、多関節動作の種目では、重さを垂直に受け止めるフォームが重要となります。
例えば、ダンベルプレスやインクラインプレスでは、身体の角度は違いますが、肘(前腕)の軌道はどちらも「垂直」となります。
※上の動画を参照