「下がったおしりをキュッと引き締めたい!」

そんな方のために、今回はおしりを効率的に引き締めるコツをご案内します。

おしり引き締めのポイント

ポイントは「股関節」です。

そして、この股関節を ①動作の「支点」として意識し、②硬い場合はストレッチなどで過緊張を緩めていきます。

それぞれみていきましょう。

①股関節を動作の「支点」として意識する

おしりの筋肉(大殿筋)は、主に股関節を曲げたり伸ばしたり(屈曲・伸展)することで動きます。

曲げるとお尻が伸びて、伸ばすとお尻がキュッと締まります。つまり、股関節が動作の「支点」となっているのです。

よくあるパターンとして、より刺激を加えようと思い、腰を反らせるほど足を大きく動かしてしまうことがあります。

実は、股関節は15°程度までしか伸展できません。

15°程度の位置が、最大に引き締まる姿勢となります。(上図 参照)

腰の位置を固定し、股関節(支点)を意識しながらゆっくり丁寧に動作することで、お尻の引き締めを効率良く行うことができます。

▶おしりの詳しいトレーニング方法は こちら「ヒップエクステンション

②股関節が硬い場合は緩める

先ほど、股関節の伸展角度は15°程度とお伝えしましたが、股関節が硬い場合はここまで伸展できません。

硬すぎる場合は、0°前後で止まってしまうこともあります。(一般的に、女性は股関節が硬い傾向にあります。)

この場合の対策は、腸腰筋など股関節を曲げる働きをする筋肉をストレッチしていくことです。
過緊張を緩めることで、伸展角度が少しでも広がれば、おしりの引き締め具合も増していきます。

▶股関節のストレッチ方法は こちら「腸腰筋のストレッチ

この腸腰筋は、おしり(大殿筋)にとって「拮抗筋」となります。

身体の多くの筋肉は、メインの動きをする筋肉と拮抗する筋肉とが、ペアとなって働いています。

メインの筋肉がしっかりと動くには、拮抗筋の動きも重要です。おしりが思うように締まらないなぁという時には、拮抗筋である腸腰筋の動きにも注目してみてください。

拮抗筋については別記事で解説しています。詳しくは こちら をご覧ください。