腹筋(腹直筋上部)に効かせるトレーニング方法。

トレーニング動作

基本的な注意点(スタートポジション)

※図は、手を太ももの上で滑らせるフォーム。(基本姿勢を取りやすいフォーム)

  • 足を軽く開き、膝を立てる。
  • 手のひらは、ももの上に置く。
  • 目線は、斜め上。(膝と天井の間)
  • 動作中、肩甲骨がマットにピタッと着くまで戻す。

基本的な注意点(フィニッシュポジション)

  • 目線は、斜め上(膝と天井の間)をキープ。
  • 息をはきながら、手のひらを膝に向かってゆっくり滑らせる
  • 動作範囲は、肩甲骨がマットから離れる程度。
  • 脚や首は、力まないようにする。
  • 余裕があれば、「手首」をももに密着させて動作する。

<ポイント>目線がとても重要。
腹直筋をしっかり効かせるためには、身体を丸めない。

最重要ポイント

・目線 → 斜め 上

・動作範囲 → 肩甲骨が離れるまで

  ※基本フォーム・バリエーションフォーム 共通

手の位置のバリエーション

①手のひらを頭の後ろに添えるVer.

ベーシックな方法。肘は軽く広げて、頭の後ろに軽く添えるだけ。(力を入れない。)

②胸の前で腕をクロスするVer.

腕が力まない方法。しかし、首に力が入りやすいので「目線」には特に注意する。

③手のひらを斜め上に押し上げるVer.

一番強度の高い方法。垂直から約30度下げた角度で押し上げる。

バランスボールを使ったクランチ

腹直筋の可動域を大きくする(フルストレッチさせる)ために、丸いバランスボールが利用できる。

  • 足幅は広め、「背中~腰」をバランスボールに密着させる。
  • みぞおちの下がフルストレッチできる位置に合わせる。
  • 目線は、斜め上を維持。
  • 動作中、身体を戻すのは肩甲骨がボールにピタッとつくまで。(腹直筋をフルストレッチさせる)
  • 動作中、身体を起こすのは肩甲骨がボールから離れるところまで。

<ポイント>バランスボール使用時は、収縮よりも「ストレッチ」させることに意識するとトレーニング効果が高くなる。