梨状筋のストレッチ方法。

ストレッチのしくみ

梨状筋は、股関節屈曲角度により作用が変わる。

脚を伸ばし、立っている状態では股関節「内旋」でストレッチとなる。
しかし股関節屈曲角度が60°を超えると股関節「外旋」でストレッチとなる。(※角度は資料により若干の違いがある。)

ここではストレッチ効果の高い後者をご案内する。

股関節を60°以上屈曲し(①)、股関節を外旋する(②、膝を外へ向ける)ことで梨状筋がストレッチできる。

ストレッチの具体例①

座位でのストレッチ例。

  • あぐらになる。前後の足の間は、隙間を空ける。(黄色の〇)
  • 背すじを伸ばしたまま、上体を少し倒す。
  • 目線は正面、または少し上。
  • お尻を、ぐっと突き出す。
  • 伸ばしているのは、足が前に出ている側の梨状筋。(図では側)

反対側も同じように行う。

ストレッチの具体例②

あおむけでのストレッチ例。

  • あおむけになり、片足(図では右足)を立てる。
  • 反対側の足の外くるぶしを、立てた足に乗せる。
  • 立てた足を、ももの裏から引き寄せる。
  • 骨盤は、マットから離さない。
  • 伸ばしているのは、膝を外に向けている側の梨状筋。(図では側)

反対側も同じように行う。